中川信夫詩集・業

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「笑い」



腹の皮のよじれるほど
笑ってみたい

久しく忘れてしまった笑い

どこかへ置き忘れて来た笑い

笑いの源流は涸れたのか

そんなバカなことはない

人類ある限り笑いは存在する

つまりおれは
ポッカリと
笑いを忘れた土地へ
ほうり出されたらしいなあ



(昭和49年10月25日ヨル6時半ころ)

another go