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亡霊怪猫屋敷


製作=新東宝 
1958.07.13 
8巻 1,880m 69分 フジカラー シネマスコープ


■解説
「いかに怖くみせるか」のお手本とも言える作品。現代劇と時代劇(過去)をミックスし、
現在をモノクロで過去をカラーで表現。オールカラーが予算的に無理な時代に許され
たパートカラーの条件を逆手にとった、実験精神に富んだ中川流演出が楽しめる。
中川作品を支えた美術・黒澤治安、撮影・西本正、音楽・渡辺宙明が初めて顔を揃え、
数々の表現の試みが行われ、後の怪談・怪奇作品への広がりを持たせた作品。


■ものがたり
久住哲一郎が妻・頼子の病気療養を兼ね故郷に帰り病院を開業した家は、幽霊屋敷と呼ばれていた。頼子は気味悪い老婆の夢ばかり見た。
その老婆が実際に現れ、頼子の命を狙いはじめた。



製作 ................  大蔵貢
企画 ................  島村達芳
監督 ................  中川信夫
助監督 ..............  石川義寛
製作主任 ............  奥原徳太郎
脚本 ................  石川義寛 藤島二郎
原作 ................  橘外男
撮影 ................  西本正
音楽 ................  渡辺宙明
美術 ................  黒沢治安
録音 ................  片岡造
照明 ................  関川次郎
編集 ................  後藤敏男
スチール ............  花沢正治
製作主任 ............  奥原徳太郎
 
配役    
【現代篇】
久住哲一郎 .........  細川俊夫
久住頼子(妻) .....  江島百里子
老婆 ...............  五月藤江
健一 ...............  倉橋宏明
慧善和尚 ...........  林寛
車夫吉蔵 ...........  山川朔太郎
須藤 ...............  広瀬康治
運転手 .............  河合英二郎
平松とよ子(看護婦)... 千曲みどり
【時代篇】
石堂新之丞 .........  芝田新
竜胆寺小金吾 .......  中村竜三郎
お八重(腰元) .....  北沢典子
老母 ...............  五月藤江
石堂左近将監 .......  和田桂之助
母官路 .............  宮田文子
佐平次 .............  石川冷
仲間八太郎 .........  国方伝
腰元お里 ...........  辻祐子
腰元早月 ...........  三重明子